実施内容は次のとおり。 コース:神宮外苑周回コース、入りの速さ:7分00秒、1ステージ(=ビルドアップの1区間)の距離:1周回1325m、ステージ間の上げ幅:10秒/1km。また、体調の変化要因をなるべく排除するために午前中のほぼ同時刻に実施しました。 このやり方には、故障回避以外にも次のような狙いがありました。 @ 最大心拍数、AT値の把握が主目的ですが、定期的に、しかも負荷を下げることがないので走力向上のトレーニングにもなりえること。 A さらに、「走力の向上に伴い、AT値手前の低い負荷ステージでの心拍数は全く変化しないのか、あるいは下方に変化するのか否か」という実験をすること。これは、昨年も研究したLSDの各理論への考察を深めるとともに、今後ビルドアップ走を練習メニューに提案する際の入りの速さの参考になると思われます。 B また、仮に5分00秒/まで上げられるとすれば13周目・・・17キロ以上走るわけで、コンコーニテスト、通常のビルドアップ走の練習に比べるとロングで、本格的ロングペース走やハーフマラソンへの足掛かり練習にも適するといえます。(ビルドアップハーフというトレーニングメニュータイトルで練習会を開催したこともありましたね。)