快体健歩療術院・快体健歩ランニングクラブ

2021年12月30日(木)

トレーニング計画・メニューの作り方ー4 ワンメニューの定期的、継続性

前回と前々回でトレーニングメニューの目的を明確にすることを説きました。その上で重要なことは、そのワンメニューを定期的に継続して行うということです。

雨の日に走らずに筋トレをやったから筋力がついたとか、トレランをやったからバランス感覚が磨かれたとか、坂を走ったから心肺機能が鍛えられたとか・・・、フルマラソンのレース前に30キロ走を行ったのでスタミナがついた・・・こうした話を聞くことがありますが、果たして何回行った結果なのでしょうか?
1回きりのトレーニングでも、レースに近い頃に行った場合にはコンディショニングやピーキングとして功を奏し、持てる力を発揮することができて良い結果に繋がることはあります。が、これは、その1回のトレーニングで走力が向上したということとは違います。
今回ここでレクチャーしたいのはピーキングの戦略ではなく、走力を向上させるための日頃の長期的なトレーニングのことです。
1回きりのトレーニングで走力を向上させることは無いと考えましょう。

「走力が向上する=身体がより強い負荷に耐えられるように変化する」ということです。
身体組織はそれを作る栄養と休養とトレーニング(とある負荷に対する対処法修得・慣れ)が三位一体となって繰り返し行われることでより強く変わることができます。しかるべき期間と頻度が必要になるということです
トレーニングは「とある負荷に対する対処を慣れて培うこと」です。(動きかたのテクニックを慣れて修得するタイプのトレーニングもあります。)
慣れて培うために必要な回数は2回なのか、3回なのか、10回なのかは一概に言えません。スピード、持久力などのテーマにもよりますし、全体的なトレーニングの量や他のメニューとのバランスも考えなければなりません。
科学的な根拠、理論を突き詰める前に、「一つのトレーニングメニューは定期的に継続してこそ効果が出る」ということを基本に据えてください。どのくらいの期間、頻度がのぞましいかは、その人の全体練習量、回数とテーマによって異なりますが、市民ランナーを対象にすごく大雑把に言えば、スピード練習をやるなら5~7日に1回以上、LSDやレースペース走は1~3週間に1回以上、筋トレは週1回以上というのが私の考えです。
定期的に継続する理由は他にもあります。
トレーニング結果のデータは長期にわたり多いほど確かな分析結果となります。これがレースにおける目標やペース戦略の裏付け、自信になるとともに、次シーズンへの参考、反省材料という財産になるのです。
また、定期的に行わないメニューとは逆の、たまにしかやらない、あるいは初めてのトレーニングは、身体がその負荷や動きに慣れていないので故障のリスクが高くなります
マラソン、ランニングに限らず、どのスポーツのトレーニングも、「これがおススメ!」を上げればきりがありません。だからといって色々かじり回っていては、面白いかもしれませんが、強く、速くはなれません。できる範囲で必要なテーマメニューを定期的に、継続しましょう。

2021/12/30 08:52 | 走り方(練習、フォームなど)のお話 | コメント(0)

コメント

  • 投稿されたコメントはありません。

コメントを投稿

メールアドレスは公開されません。
※印は必須入力です。

名前※
メールアドレス
URL
コメント
画像認証
※上の画像に表示されている英数字を入力してください
 プロフィール
佐々木誠プロフィール

佐々木 誠 (ささき まこと)

快体健歩代表
快体健歩療術院院長
快体健歩ランニングクラブ代表

RSS

ページトップ